この記事は、2022年6月16日にBlockworksに掲載されたShalini Nagarajanの記事(https://bit.ly/3tMoaTs)を引用しています。
タイ証券取引委員会（SEC）はHuobi Thailand が規制に違反したとして、暗号資産取引プラットフォームの運営ライセンスを取り消した。
・同プラットフォームから資産を引き出していない顧客もまだ残っている。
・プラットフォーム閉鎖後、Huobi Thailand はHuobi グループに対して契約上の法的拘束力を負わないことになる。
大手暗号資産取引所「Huobi（フォビ）」のタイ部門であるHuobi Thailand（以下「フォビ・タイランド」という）が、タイ証券取引委員会（SEC）にライセンスを取り消され事業を縮小している。
2022年6月16日（木）の声明において、フォビ・タイランドは現地における暗号資産取引のライセンスをもはや有していないと発表した。同プラットフォームは 2022年7月1日をもって完全に閉鎖される予定であり、預けてある資産を引き出すよう周知させるために過去10ヶ月間において顧客と連絡を取ろうとしていた。
同プラットフォームはタイ語から英語に翻訳した声明において「努力したのですが、連絡が取れなかった顧客がまだ多くいる」と続けた。
フォビ・タイランドは、現在までに資産を引き出すことができていない顧客のために、対象となる顧客のTelegram(インスタントメッセージアプリ)およびEメールアドレスをリストアップした。この公表は、タイ証券取引委員会（SEC）（以下「タイSEC」という）が6月15日（水）にフォビ・タイランドを現地におけるデジタル資産取引所として上場廃止処分にしたことをうけて出された。詳細は明らかにされていないが、タイSECはフォビ・タイランドが同社の経営構造や労働システムを修正し、定められた規制を遵守することができなかったと述べた。
タイSECのウェブサイトに掲載された声明によると、同SECは昨年の9月にフォビ・タイランドの現地ライセンスの取り消しを推奨したとのことだ。フォビ・タイランドは規制の不遵守を指摘され修正のための時間を与えられたが、同社の管理体制および運営が関連規制の遵守を確保するまでに至らなかったことがタイSECの調査によって判明した。
当時、タイSECは同国の財務省にフォビ・タイランドの運営を停止するように推奨した。運営を停止すれば3カ月以内に顧客資産を返還することは可能だろうと踏んだのである。木曜日に出された前述の声明によると、すべての顧客が資産を取り返したわけではないことは明らかだ。
プラットフォーム閉鎖後、フォビ・タイランドはHuobiグループとのつながりを失い、法的義務を負うこともなくなる。「Huobiグループおよびその関連会社は、フォビ・タイランドに関するいかなる問題にも責任を負わず、今後も責任を負わない」とフォビ・タイランドは述べた。
フォビ・タイランドおよびHuobi Globalが、弊社（Blockworks）からのコメント要請に対して迅速に回答することはなかった。
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Huobi Thailand To Close After Watchdog Cancels Trading License
Shalini Nagarajan (Blockworks)
https://bit.ly/3tMoaTs