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Meta社のメタバースでの売上手数料47.5%は業界から大不評

Meta社(旧Facebook社)のメタバースでの売上手数料47.5%は業界から大不評

下記は4月15日にThe Defiantで掲載された記事からの引用です。

Meta社(旧社名Facebook)は、メタバースの事業化を進めていますが、Meta社がメタバース内でのデジタル資産の販売から47.5%の手数料を取ると報じられ、クリプトコミュニティから非難を浴びています。

blockchain.comの最高経営責任者兼共同設立者であるPeter Smith氏は、デジタル資産のクリエイターを引きつけるという点で、「Meta社が考えているほど、同社は影響力を持っておらず、またメタバースにおけるクリエイターの権力をわかっていない。」とmith氏は、料金が発表された翌日にこうツイートしました。

仮想通貨、Web3の世界で高額手数料を取ることはどうなのか。

Web3の大きな価値の1つは、ピアツーピア(コンピューター同士が対等の立場でデータを交信するシステムのこと。)と集団所有システムを通じて中間業者を排除することです。メタ社の約50%という利益は、ユーザーに価値を還元できていないと批判されるWeb2のビジネスモデルと同様に、非難の的となっています。

a16z CryptoのパートナーであるChris Dixon氏は、昨年、「Web2の高い取得率はWeb3のチャンスです」とツイートしたことで有名です。このようにweb2ビジネスでは高い割合マージンが取られています。それに比べ、web3のマーケットプレイスは手数料が低く設定されています。

その一方、NFTプロジェクトは簡単に形成でき、マーケティングにソーシャルメディアを使用して一般に販売することも可能です。

おそらくMeta社は、クリエイターのデジタル作品が収益化できる「メタバース」を開催することで高い収益を獲得することを目指しているのでしょう。OpenSea社がNFTの販売に2.5%の手数料を課すことで批判され、LooksRare社がすでに手数料を半減しているにも関わらず、約50%の手数料は、高すぎると批判されても仕方がないでしょう。

Meta社に賛同する意見もある。

コインベースの設立時からの投資家だったLiron Shapira氏は、その後、一般的に仮想通貨、特にブロックチェーン技術が低い手数料をとるという長期的な見通しを嫌っています。「私はいわば離脱した信者です。 」と、彼はThe Defiantに語りました。

Liron Shapira氏は昨年、ブロックチェーンが本当に低い手数料を可能にするというDixon氏の考えに反対する記事を書いています。記事の中で彼は、人々が音楽を配信するために必ずしもスポティファイを必要としないことを指摘しています。ユーザーは、HTMLタグで音楽をアップロードし、ウェブサイトで所有するだけでいいのです。

「Facebookが手数料を47.5%も取るというのは貪欲です。」とShapira氏は言います。しかし、具体的な話になると、Shapira氏は、Meta社の流通が十分であれば、ソフトウェアの複製にコストがかからないことから、開発者が52.5%の純粋な利益を断念するとは思いません。

Shapira氏はユーザーと恋愛コーチをつなぐマーケットプレイス、Relationship Heroの共同設立者兼最高経営責任者でもあります。彼の会社の手数料は約47%ですが、運営費やマーケティング費用を考慮すると、これは大きな利益率にはらないとの考えを示しています。

今後Meta社はどのように動くのか。

もちろん、「メタバース」という言葉がどのような意味を持つようになるかは、わかりません。さらに、メタ社の47.5%のマージン率は確定していません。「Facebookの独自プラットフォームがどうなるかは誰にもわからない」とShapira氏は言います。「もし、それが極めて支配的なものになれば、彼らは本当に素晴らしいマージンを持つことができる立場になり、取得率を正当化することができるかもしれません。」

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※この文章は4月15日のThe Defiantからの引用です。

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